「えっ、東京建物が優待を始めたの!?」
そう思ったあなた、正解です😎
2025年9月、老舗不動産デベロッパーである東京建物(8804)がついに株主優待制度を新設しました。

- 200株以上の保有で「WEBカタログギフト+グループ施設の割引券」
- 1年以上・3年以上の長期保有で優待内容がランクアップ✨
- 配当利回りは3.3%、優待も加えれば総合利回りはなんと4〜5%台!
──と、投資家目線で見てもなかなかの高還元っぷり。
しかも、再開発・マンション・海外展開を軸とした中期経営計画もかなり骨太で、将来性にも期待がかかります📊
などを、徹底的に深掘りしていきます💥
📌 東京建物の株主優待とは?2025年9月に発表された“初の優待制度”の中身
2025年9月、東京建物(8804)が創業以来はじめてとなる株主優待制度の導入を発表しました🎉
という、意外にも手厚い構成。


しかも長期保有(3年以上)でギフト額が1.5倍に増額される設計で、
まさに「じっくり持つ人向け」の優待になっています。
🎁 優待の対象条件は?
最低でも「200株以上の保有」が必要です。100株では対象外なので注意⚠️
優待内容は、保有株数・保有年数に応じて次のように変化します👇
保有株数 | 保有期間1年以上 | 保有期間3年以上 |
---|---|---|
200株 | ギフト2,000円+割引券2枚 | ギフト3,000円+割引券2枚 |
400株 | ギフト4,000円+割引券4枚 | ギフト6,000円+割引券4枚 |
800株 | ギフト8,000円+割引券8枚 | ギフト12,000円+割引券8枚 |
🏨 割引券はどこで使えるの?
割引券は、東京建物グループが運営する以下のような施設で利用可能です
- レジーナリゾート各施設(愛犬同伴OKの高級リゾートホテル)
- おふろの王様(日帰り温泉)
- ゴルフ場・フィットネスクラブ・複合スポーツ施設など
1枚につき最大2,000円の割引が受けられる場合もあり、旅行やレジャーでかなりお得に使える設計になっています✨
🗓️ 初回の適用はいつから?
この優待制度、最初に適用されるのは2025年12月末の権利確定日です。
適用時点で、継続保有期間が1年以上の場合が対象となります。
※今から、取得して最初にもらえるのは、2026年12月末の権利確定日となります。
実際に優待が発送されるのは、2026年3月頃を予定しています📬
📊 株価・配当・優待利回りをきっちり押さえる!
東京建物の株主優待は魅力的ですが、
投資する上では「実際どれくらいお得なの?」を数字で確認するのが大切です。
ここでは、2025年9月10日時点の最新株価をもとに、
配当利回り・優待利回り・総合利回りを徹底チェックしていきます
💴 株価と配当金(2025年9月10日時点)
- 株価:2,907円
- 年間配当金(予想):97円/株
- 配当利回り:約3.3%
✅ この水準、東証プライム上場の不動産株の中では高水準の部類です。
✅ しかも、11期連続の増配中📈。堅実な成長を背景に、配当もじわじわ上がってきています。
🎁 優待利回りを試算してみた
以下は「ギフト+割引券の合計価値」をベースに、ざっくり利回り換算した表です👇
(割引券は合計4,000円相当として計算)
保有株数 | 投資額目安 | 優待内容(1年以上) | 優待利回り | 総合利回り(配当+優待) |
---|---|---|---|---|
200株 | 約58万円 | 6,000円相当 | 約1.0% | 約4.3% |
400株 | 約116万円 | 12,000円相当 | 約1.0% | 約4.3% |
800株 | 約232万円 | 24,000円相当 | 約1.0% | 約4.3% |
※3年以上保有でギフトが増額され、優待利回りは最大1.2%程度まで上昇します⬆️
(例えば200株3年以上→7,000円相当なら約1.2%)
✅ ポイント整理
- 配当だけで3.3% → インカム狙いでも魅力あり
- 優待加えると利回り4〜5%台へ
- 長期保有でさらに利回りUP⤴️
- 投資額のハードルは200株=約58万円から(やや高め)
「配当+優待のバランス型高還元銘柄」として、かなり堅実かつ魅力的な水準。
高配当×優待を両取りしたい人にとって、かなり現実的な選択肢になってきました👏
📌 優待をもらうには?条件とタイミング・注意点まとめ
東京建物の優待は「200株以上保有」が前提となりますが、
それだけでは全ての優待を受けられるわけではありません⚠️
ここでは、優待を受け取るために必要な条件と注意点を整理しておきましょう。
🗓️ 権利確定日は「毎年12月末」!
- 優待の対象になるには「12月末の権利確定日」に株主名簿に記載されている必要があります。
- 記録日直前に買っても、受渡日ベースで名簿に載っていないとNG。
つまり、「権利付き最終日(通常は12月末の3営業日前)」までに購入・保有が必要です。
⏳ 優待の「長期保有」条件とは?
東京建物は保有年数に応じて優待の内容がグレードアップします⬆️
- 1年以上保有:カタログギフト&割引券(基本ライン)
- 3年以上保有:ギフト額が約1.5倍に増額✨
では「1年」や「3年」のカウントはどうやって測られるのか?
実はここが重要なポイントです👇
✅ 継続保有の定義
東京建物のIR資料によると、
「継続保有」とは“同一株主番号で連続して株主名簿に記載されること”とされています。
- 1年以上保有=12月末の株主名簿に2回連続で記載されること
- 3年以上保有=4回連続で記載されること
💡つまり「名義変更」「貸株」「一度売って買い直し」などをすると、継続カウントがリセットされてしまうリスクがあるのです⚠️
📬 優待が届くのはいつ?
- 権利確定:12月末
- 発送時期:翌年3月ごろ(初回は2026年3月予定)
- 内容:カタログギフトの案内書&申し込み用ID、施設割引券
👉 ギフトはWeb上で商品を選択・申し込みするスタイル。
👉 割引券は紙で届き、有効期限付きなので使い忘れに注意!
🚨 注意ポイントまとめ
- 100株では優待対象外! → 必ず200株以上必要
- 1年未満の保有ではギフトなし(初年度はもらえないケースあり)
- 貸株に出すと“継続保有”がリセットされることがある
- 売却→買い戻しも要注意! 株主番号が変わるとアウトの可能性
「ちゃんと持ってるのに優待来ない…」を避けるには、
- 名義を変えない
- 貸株しない
- 一度売らない
この3点を守るのが鉄則です💡
🏢 どんな会社?東京建物の企業概要と中期経営計画の“本気度”
「東京建物って、何をやっている会社?」
株主優待や配当の話題だけでなく、企業そのものの将来性にも注目したいところです👀
🧱 1896年創業の老舗デベロッパー
- 本社は東京・八重洲。旧・安田財閥系という超老舗。
- 総合不動産業として、主に以下の3本柱で事業展開
1. オフィスビル開発・賃貸(安定収益)
2. マンション分譲(Brilliaシリーズ)
3. 投資家向けの不動産売却・再開発
さらに近年は、
✅ 海外事業(アジア中心)
✅ データセンター、ホテル開発、エンタメ施設
など、新領域にも積極進出しています。
📈 中期経営計画(2025〜2027)の注目ポイント
東京建物は2025年に新たな中期経営計画を発表。
キーワードは「BASE戦略(成長の礎)」💡
🎯 目標(2027年度)
- 事業利益:950億円
- ROE:10%以上
- 配当性向:段階的に40%へ引き上げ予定
この配当性向40%という数字は、2022年時点の約20%台からの大幅な改善であり、株主還元重視の明確な意思表示でもあります。
🧩 BASE戦略の6つの柱
- 大規模再開発の推進
- 八重洲、日本橋、京橋など「YNKエリア」の都市再生に注力
- 東京駅前の超大型プロジェクトが本格始動
- マンション供給体制の拡充
- 年間2,000戸ペースを目標に再開発案件も含め強化
- Brillia(ブリリア)ブランドを軸に展開
- 投資家向け売却ビジネスの加速
- オフィス・ホテル・物流施設などをREITやファンドへ売却
- 3年で約1,100億円の売却益見込み
- 海外事業の拡大
- 中国・タイを中心に住宅や物流開発を展開中
- 2030年までに利益構成の10%を海外からに
- サービス型・非資産型ビジネス
- エンタメ・スポーツ・フィットネス施設や、アリーナなども含む
- 「持たざる経営」で利益多角化を目指す
- ESG・DX・人的資本投資
- CO2排出量46.2%削減(2030年目標)
- 人材育成・働き方改革・デジタル化も強化中
🔮 将来性と投資家視点での注目点
- 不動産市況に左右されながらも、再開発と分譲で確実に利益を伸ばす体質に変化中
- 中期経営計画では「還元・成長・収益の質」を同時に追求
- 2025年以降、大型再開発が収益化に本格寄与するステージへ
このように、東京建物は“地味だけど実は伸びてる”実力派企業です💪
配当+優待でお得、だけじゃない。
中長期で保有する価値があるストーリーを持った銘柄だといえるでしょう。
📉 株価チャートで見る「今が買い時?」のリアル
「配当も優待も魅力的。でも今って高値づかみにならない?」
──そんな疑問に応えるべく、2024〜2025年の株価推移とチャート傾向をチェックしておきましょう🔍
🧭 株価の推移(2024年→2025年)
- 📉【安値】2024年9月:2,191円
- 📈【高値】2025年9月:2,940円(年初来・52週高値)
- 📊【現在】2025年9月10日:2,907円(終値)
2024年に一時2,200円台まで下落した東京建物の株価ですが、
その後は配当増や優待新設などのポジティブ材料が重なり、
2025年に入ってからは明確な上昇トレンドに突入しました🚀
特に、優待発表があった9月前後に出来高急増&高値更新しており、
市場からの注目度の高さがうかがえます。
💡 買いタイミングの見極め方
以下のような局面が「押し目狙い」のチャンスになる可能性があります👇
- 2,800円台前半までの調整局面
- 権利確定前の“様子見ムード”時期(10〜11月)
- 出来高が一時的に落ち着いたタイミング
一方で、「絶対に今すぐ買うべき!」という場面ではないのも事実です。
高値更新直後の飛びつき買いはリスクが高いため、分割エントリーや定点観測も有効です📊
✋ 優待狙いの“駆け込み買い”には要注意!
12月の権利取り直前に急騰するパターンもありえます。
その場合、権利落ち後にガツンと下がる可能性もあるため…
🔽 駆け込み買い → 権利落ちで評価損 → 優待ゲットも含み損…
というパターンにならないよう、中長期前提での余裕ある購入判断が重要です。
📌 結論:今は“押し目待ち”が無難!
- 短期で見れば「高値圏入り」だが
- 中長期で見れば「高配当+優待+成長性」で妙味あり
- 価格帯としては「2,700〜2,800円台」がひとつの分岐ライン
🏢 他の不動産株と比較してわかる!東京建物の“推しポイント”
東京建物は株主優待新設で注目を集めましたが、
実際のところ「他の不動産株と比べてどうなの?」と気になる方も多いはず👀
ここでは、同業他社の代表格である
三井不動産/三菱地所/住友不動産/東急不動産HD
などと比較して、東京建物ならではの魅力や立ち位置を見ていきます💡
🏙 大手不動産3社との比較(三井・三菱・住友)
銘柄名 | 配当利回り | 株主優待 | PBR | 特徴 |
---|---|---|---|---|
三井不動産 | 約2.0% | あり | 約1.4倍 | 国内最大手・超安定 |
三菱地所 | 約1.4% | なし | 約1.6倍 | 丸の内エリアを代表 |
住友不動産 | 約1.3% | なし | 約1.4倍 | オフィス・ホテルに強み |
東京建物 | 約3.3% | あり(新設) | 約1.1倍 | 都市再開発+高還元 |
✅ 東京建物は配当利回りが頭ひとつ高く、
✅ さらに「株主優待」を導入しているという点で個人投資家に圧倒的に好相性です🙌
🏨 同規模クラスの東急不動産HDとも比較!
銘柄名 | 配当利回り | 株主優待 | 総合利回り(目安) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
東急不動産HD | 約3.3% | あり(ポイント制・施設優待)年2回 | 約4.5% | Tokyu系施設の優待が魅力 |
東京建物 | 約3.3% | あり(ギフト+割引券)年1回 | 約4.3〜4.5% | カタログギフトの実質価値が高め |
✅ 両社ともに高還元タイプですが、
東急不動産HDの方が年2回の優待で割引券の実用性・利回りともにやや優勢な印象です。
📌 投資スタイル別で見るおすすめ度
投資タイプ | 東京建物 | 他の大手不動産 |
---|---|---|
優待を活かした節約投資 | ◎ | ✕(優待なし) |
高配当インカム重視 | ◯(3.3%) | △(1.5〜2.0%) |
短期トレード | △(出来高少なめ) | ◎(大型株で流動性高) |
中長期ホールド | ◎ | ◎(財務も安定) |
📝 結論:個人投資家が選びやすい“バランス優等生”
- 配当・優待・成長性の3拍子揃った高還元銘柄
- 不動産株らしい景気連動性はあるが、再開発や海外展開で成長の芽もあり
- 他社と違い「個人にもわかりやすくリターンがある設計」が最大の強み!
🎯 こんな人におすすめ!東京建物の株主優待&株はここが狙い目
「東京建物って、実際どんな人向け?」
ここでは、これまでの分析をもとに、おすすめの投資スタイル/注意したいポイントを整理しておきます✅
👨👩👧 こんな人にピッタリ!
✅ ① 配当+優待の“実利”をしっかり取りたい人
- 総合利回りは4〜5%前後!
- 配当だけじゃなく、旅行・日用品・外食などに使える優待で節約効果も◎
✅ ② 長期保有でじっくり資産形成したい人
- 長期保有で優待内容がアップグレード
- 中期経営計画では配当性向40%へ段階的に引き上げ予定
→ 保有しているだけで“報われる構造” が魅力
✅ ③ 都内近郊に住んでいて施設割引が使いやすい人
- レジーナリゾート・おふろの王様など
- 家族旅行やレジャーをお得に楽しみたいファミリー層にもおすすめ!
⚠️ 注意点と気をつけるべきポイント
❌ 100株では優待がもらえない
- 必ず200株以上から優待対象
- 100株だと「配当だけ」になってしまうので要注意
❌ 株価はすでに高値圏。短期での参入には慎重に
- 現在は年初来高値を更新した直後のため、過熱感あり
- 権利確定前の駆け込み買い → 権利落ち後の下落 という展開も想定される
❌ 貸株・名義変更で“継続保有”がリセットされることがある
- 長期保有判定は「株主番号」が同一であることが条件
- ネット証券の貸株サービスはONにしないよう注意⚠️
✅ まとめ:東京建物は“わかりやすく得する”株の新定番!
- 優待新設で個人投資家に門戸を開いた
- 配当利回り3%超+優待で実利◎
- 将来性ある中期経営戦略も好材料
- 一方で、買うタイミング・保有年数・条件には注意が必要
「高還元×実用性×成長性」の3拍子が揃った注目株として、
今後は“優待好き”からも“高配当狙い”からも人気が集まっていくことが期待されます📈
💬 よくある質問(FAQ)
Q. 優待はいつ届きますか?
→ 毎年12月末が権利確定日。発送は翌年3月頃になります。
Q. 100株だけ保有しても優待はもらえる?
→ 残念ながら対象外。必ず200株以上の保有が必要です。
Q. 優待の継続保有年数はどうやってカウントされる?
→ 「同一株主番号」で12月末の名簿に連続記載されている必要があります。
貸株や名義変更、売却・買戻しはNG❌
Q. 割引券は使いやすい?
→ 首都圏の施設が中心ですが、1枚あたり最大2,000円割引される施設もあり、
使い方次第で利便性◎
📦 生活がちょっとラクになる!人気の株主優待まとめ
本記事は、下記の公式ページをもとに体験と調査を加えて執筆しています。
▶ 東京建物の公式ページを見る※株価・配当金・利回りなどの数値は、2025年9月時点の情報をもとに、Kabutan、Yahoo!ファイナンス・SBI証券・各社IR資料などを参考に筆者が独自に集計・算出したものです。市場の状況により変動するため、実際の投資判断はご自身で最新情報をご確認ください。