株主優待にまた一つ、新しい仲間が加わりました。
クリエイター支援プラットフォーム「note」を運営する
note株式会社(証券コード5243) が、2025年から株主優待を導入。
内容はシンプルで、1年以上継続保有した株主に「noteポイント」が毎年もらえるというものです。
- でもnoteポイントって何に使えるの?
- 優待利回りはどのくらい?
- 最低いくら投資すれば権利が取れる?
そんな疑問を持つ方に向けて、
本記事では 初心者でも迷わず理解できるように、
条件・利回り・使い方から、noteという会社の業績や将来性までを丁寧に解説します。
note(5243)のポイントはこれ!

note(5243)はどんな会社?
- サービス内容:誰でも記事やエッセイ、写真、音声などを投稿し、
無料/有料で公開できるプラットフォーム「note」を運営。 - ユーザー数:会員数700万人超、投稿は3,700万件以上。
国内有数のクリエイターエコノミー基盤。 - 収益源
- 有料記事やマガジンの販売手数料
- 企業や自治体向け「note pro」のサブスク利用料
- 直近の業績:2024年に初めて通期黒字化。売上高33.1億円(前年比+19%)、
営業利益0.53億円。2025年は売上40億円を計画。
noteは「個人も企業も発信できる場」を提供する成長企業。黒字化を果たしたばかりで、これから利益を積み上げていくフェーズです。
株主優待の内容と条件
もらえるのは「noteポイント」
- 付与ポイント
- 100株以上200株未満 → 3,000pt
- 200株以上 → 6,000pt
- 基準日:毎年11月30日
- 条件:1年以上の継続保有(5月末・11月末で同一株主番号が3回連続で確認されること)
- 送付時期:毎年2月、株主総会招集通知に同封
よくある誤解
- 名義を変えると「株主番号」が変わる → 保有期間リセットに注意
- ポイントは現金やギフト券には交換不可、note内でのみ利用可能
- 権利を取るだけでなく「1年保有」が必須 → クロス取引の短期では優待を得られない
note優待は「長期保有前提」。条件を満たせば、毎年note内で使える“電子マネー”が届くイメージです。
最低取得額と利回りを計算
- 優待取得には100株以上が必要
- 株価を1,400円とすると
- 必要投資額=1,400円 × 100株 = 14万円
- もらえる優待=3,000円分ポイント
- 優待利回り=3,000 ÷ 140,000 ≒ 2.14%
※配当はゼロ想定 → 総合利回りも約2.1%。
200株(28万円投資)にしても利回りは同水準で、もらえる額が倍になるだけ。
“最低14万円ほど”で優待が取れる。利回りは2%前後と、東証平均配当利回りと同水準。
noteポイントの使い方・使い道
使える場面
- 有料記事の購入:気になるクリエイターの記事(300~500円が多い)を読む
- マガジン・定期購読:連載まとめや月額制コミュニティに加入
- サポート(投げ銭):無料記事に「ありがとう」と支援
ポイントの仕様
- 通常ポイント:有効期限なし
- 期間限定ポイント:キャンペーン配布などで期限あり(優待分は同封案内を要確認)
- 支払方法の一つとして利用:カード/PayPay/Amazon Payと並んで選択可能
ポイントはnote内で1円単位で使える電子マネー。読みたい記事がある人には現金同様の価値になります。
財務と将来性:黒字転換と成長戦略
- 2024年:初の通期黒字、売上33億円
- 2025年計画:売上40億円(+21%)、純利益1.1億円見込み
- 中期戦略
- AIアシスタントや新サービス「Tales」「noteマネー」で収益機会拡大
- note pro(法人向け)を強化、リカーリング収入比率を高める
- クリエイター支援を拡充し、プラットフォーム価値を底上げ
リスクとしては、利益率の低さ(営業利益率1~2%台)や、競合SNS/プラットフォームとのシェア争いがあります。
noteはまだ「利益薄」ですが、ユーザー数増加と法人ビジネスで成長余地大。
株価はボラティリティ高め=短期より中長期向き。
この優待が向いている人・向かない人
向いている人
- noteを実際に使っている/興味がある人
- 成長株を長期で応援したい人
- “配当より優待重視”で2%程度の還元でも満足できる人
向いていない人
- 毎年現金配当を重視する人
- noteを利用しない人(優待価値が実質ゼロに)
- 短期売買主体で値動きに弱い人
まとめ
- 優待条件:11月30日、100株以上を1年以上継続保有
- 内容:3,000~6,000円分のnoteポイント
- 利回り:株価1,400円なら約2.1%(配当ゼロ想定)
- 使い道:有料記事/マガジン/投げ銭など、note内で1円単位で利用可能
- 会社の位置づけ:黒字化達成→成長投資フェーズ。短期配当より長期成長を狙う株。
👉 投資初心者でも、最低14万円ほどで体験できる“サービス優待型”銘柄。
自分がnoteを使うかどうかが、優待の価値を大きく分けます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2025年の優待は、今買ってももらえますか?
A. いいえ。noteの株主優待は 「1年以上継続保有」 が条件です。
つまり、2025年11月30日時点で権利を取るだけではダメで、
前年の2024年11月末から100株以上を持ち続けている必要があります。
最初に優待をもらえるのは2026年2月発送分からになる投資家が大半です。
これから取得して最初に優待をもらえるのは、2027年2月発送分です。
Q2. 優待ポイントは現金やAmazonギフト券に交換できますか?
A. できません。
note内でしか使えず、有料記事・マガジン・メンバーシップ・投げ銭といった用途限定です。
Q3. ポイントに有効期限はありますか?
A. noteポイントには「通常ポイント(無期限)」と「期間限定ポイント(期限あり)」があります。
株主優待でもらえるポイントは、現在、詳細な発表はないため、
「期間限定」扱いになる可能性がありますので、詳細は同封案内を確認しましょう。
Q4. 200株にするとお得になりますか?
A. 200株でポイントは6,000円分に増えますが、投資額も倍になるので利回りはほぼ変わりません。
少額投資で効率を狙うなら100株が基本ラインです。
Q5. NISA(新NISA)で買ったほうが良い?
A. メリットはあります。
- note株は無配当なので、現金配当の非課税メリットは小さい
- ただし将来配当が出た場合や、株価上昇による利益(キャピタルゲイン)には非課税メリットが効きます
- 株主優待は課税対象外のため、NISAかどうかは関係ありません
結論:「優待目当てだけならNISAに入れる必然性は低い」ですが、長期的な株価上昇や将来の配当を狙うならNISA口座で保有する価値はあります。
Q6. 短期でクロス取引(つなぎ売り)してももらえますか?
A. もらえません。
noteは「1年以上継続保有」が条件です。クロス取引は短期なので優待対象外になります。
Q7. どんな人におすすめ?
A. noteの株主優待は「noteを使う人」「記事や情報に課金する習慣がある人」におすすめです。
逆に使わない人にとってはポイントの価値はゼロになりがちです。
まとめ表
項目 | 内容 |
---|---|
権利確定日 | 毎年 11月30日 |
保有条件 | 100株以上 × 1年以上継続保有(5月末・11月末の名簿で3回連続確認) |
優待内容 | 100株~199株:3,000pt / 200株以上:6,000pt |
ポイントの使い道 | note内で有料記事・マガジン・メンバーシップ・投げ銭に充当 |
配当 | 当面ゼロ想定(成長投資優先) |
利回り(株価1,400円時) | 約 2.1%(優待のみ) |
最低取得額 | 約 14万円(株価1,400円で100株) |
初回優待受取時期 | 2026年2月発送分(2025年11月末基準から対象) |
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本記事は、下記の公式ページをもとに体験と調査を加えて執筆しています。
▶ noteの公式ページを見る※株価・配当金・利回りなどの数値は、2025年8月時点の情報をもとに、Yahoo!ファイナンス・SBI証券・各社IR資料などを参考に筆者が独自に集計・算出したものです。市場の状況により変動するため、実際の投資判断はご自身で最新情報をご確認ください。