三共生興（8018）の株主優待が届いた！DAKS商品券の使い方・利回り・企業の将来性まで徹底解説【2025年3月権利分】

「三共生興（8018）って、あのDAKSの会社だよね？」

そんな軽い気持ちで保有してみたら、想像以上に“使える優待”が届いたので、この記事にてしっかり紹介していきます。

初取得だったので、正直、使い方も「これどうすれば？」という状態。でも調べてみると、DAKS公式オンラインショップで使える3,000円分の商品券＋VIP優待セールの招待という、意外とお得な組み合わせ。

本記事では、こんな方に向けて、初心者でもわかるようにまとめました👇

この記事でわかること

三共生興の株主優待って実際どうなの？
DAKS商品券はどう使うの？注意点は？
優待目当てで保有する価値ある？利回りは？
アパレル業界って今後どうなるの？会社の展望は？

📦 実際に届いた中身の写真つきで、初めての人にもわかりやすく解説します！

🏁 三共生興の株主優待が届いた！（2025年3月末権利分）

2025年6月下旬、ポストに三共生興からの封筒が到着。中にはこんな優待が入っていました👇

2025年3月末権利分で届いた三共生興の株主優待セット。DAKS商品券とVIPセール招待状が同封されていました

✅ 優待1：DAKS公式オンラインショップで使える3,000円分の商品券

使用期間：2025年7月1日〜2026年6月30日
対象店舗：DAKS【公式オンラインショップ限定】
利用条件：
- 1会計につき1枚まで
- セール品は対象外
- 送料には使用不可
- クーポンコード入力方式

💡 商品券タイプですが、実際はクーポンコードが印字されたカードです。ネット注文時にコードを入力するだけで、3,000円分の割引が自動適用されます。

✅ 優待2：VIP優待セールの招待状

もうひとつは、「VIP顧客様向け優待セール」の招待状。

対象：株主限定、オンラインセールにて招待
内容：DAKS・レオナールなどのブランド品を特別価格で購入可能
セール開催時期：例年7月・11月頃に実施される傾向あり（案内に記載）

🛍️ このVIPセールは、DAKS商品券と違い、「株主限定での特別販売」という立て付け。割引率は商品によって異なりますが、定価より20〜50％引きになるケースもあるようです。

VIP顧客様向けセール招待状。DAKSやLEONARDなど、百貨店ブランドの株主限定セールに参加できます

📌 優待が届いた時期と権利日まとめ

権利確定日：2025年3月末
優待到着日：2025年6月23日頃（筆者実体験）
必要株数：100株〜（3,000円分）

👉 1単元（100株）でOKなので、約6万円台の投資で“高級ブランドの優待”を楽しめるというのがこの銘柄の大きな魅力です。

🧩 この優待、どんな人に向いている？おすすめ／おすすめしないタイプ別診断

三共生興の株主優待、いざ届いてみると「これ、実際どう活かす？」と迷う人も多いかもしれません。
そこで、おすすめできるタイプ・そうでないタイプをリアルに分けて解説していきます。

✅ おすすめする人はこんなタイプ！

🎩 ブランド志向 or 上質な日用品を選びたい人

DAKSは、百貨店で取り扱われているイギリス王室御用達ブランド。ハンカチ、タオル、靴下、ネクタイなど、意外と3,000円前後で買える実用アイテムも多数。
👕「自分じゃ買わないけど、もらったら嬉しい」系の贅沢品にピッタリです。

💸 優待＋配当で“高利回り”を狙いたい人

株価約620円で配当27円＋優待3,000円なら、総合利回りは9％超え。この水準は、東証プライム上場の中でもトップクラスの高さです。
📊 配当＋優待の“二刀流”が好きな人には最適。

💼 お手頃な“優待デビュー株”を探している人

必要株数は100株＝投資額は約6万円前後。
⚡ 安価で始められて、株主気分を味わえる“ちょうどいい銘柄”なんです。

🚫 おすすめしない人はこんなタイプ…

🙅 DAKSブランドに興味がない人

そもそもブランド品に縁がない、あるいは「普段ユニクロしか着ないから買わない」という人にとっては、優待券の使い道が浮かびにくいかも。
📉 優待が「無駄になるリスク」を感じたら見送りもアリ。

🚀 値上がり益を狙う短期トレーダー

三共生興は、過去数年間にわたり株価横ばい傾向。短期の値幅取りには向かない銘柄です。
🕊️ 長期・まったり・配当と優待を受け取りながら保有…そんなスタイルの人向け。

💬 セール品を優待で買いたい人

DAKS商品券はセール品では使えません（ここ重要）。
「3,000円券もらったら、セールでさらにお得に！」と考えている人は注意が必要です。

💡 こんな風に使えば満足度アップ！

✅ 普段使いできる「ハンカチ・靴下・タオル」を狙えば、実質自己負担ゼロに
✅ VIPセールと併用して、家族ギフトやちょっとした贈り物にも応用可能
✅ DAKSの高級ビジネス小物で“株主らしさ”を感じてみるのも楽しいかも？

🧵 アパレル業界は斜陽？それでも三共生興が「地味に強い」理由

📉 アパレル業界は、正直かなり厳しい

ここ数年、アパレル業界には逆風が吹きまくりです。

コロナ禍で外出が激減 → スーツ・外出着の需要が大きく落ち込む
ファストファッションの台頭 → 中価格帯ブランドが淘汰される
SDGs・物価高 →「とりあえず買う」消費行動が消える
店舗閉鎖＆在庫過剰 → 利益率がガタ落ちの企業も多い

👔 かつて百貨店で存在感のあったブランドも、今では「よほどファンじゃないと買わない」という状況。業界全体としては斜陽産業と見なされても仕方がない状況です。

🧭 そんな中でも三共生興が地味に強いワケ

「え、じゃあ三共生興もヤバいの？」と思いきや、実はそうでもありません。
理由は、同社のビジネスモデルが“収益分散型”＋“高価格帯特化”だからです。

✅ ① DAKS・レオナールなど富裕層向けブランドに特化

三共生興は、高価格帯×百貨店ブランドを中心に展開。
これらは価格競争に巻き込まれにくく、ブランド力で固定ファンがついています。

✅ ② OEM・ODMで“裏方の安定収益”を確保

自社ブランド以外に、他社アパレル製品の製造も請け負っており、景気に左右されにくいBtoB収益があります。

✅ ③ 不動産賃貸事業で足元の収益を下支え

東京・大阪の自社ビルなどを賃貸し、景気と無関係な固定収入も確保。
全体の売上の約10％を占め、実は“地味に効いている”安心材料です。

🌏 中期経営計画「CHALLENGE NEXT 100」で未来を描く

2022年に発表された中期経営計画では、こんな方向性が打ち出されています。

CHALLENGE NEXT 100

📦 ブランド強化 → DAKS・LEONARDを中核に、商品力＆ファン層の維持
🌏 アジア市場展開 → 中国・台湾など越境ECにも注力
💻 DX推進 → EC販路拡大や在庫最適化など効率経営へ
🏢 自己資本比率72%超 → 倒れにくい経営体質で安定配当を継続

三共生興の将来性を端的に言えば、「一発逆転を狙わない、しっかり堅実に“生き残る道”を選んでいる企業」です。

💡 株主目線で見ると…

📈 派手な成長はないけど、安定して配当も出すし、優待も続けてくれる
👑 高級ブランド優待という“非日常感”もある
🧱 経営基盤が固く、業績悪化でもいきなり減配するようなタイプではない

💹 配当・優待・総合利回りを徹底チェック【2025年6月時点】

🪙 100株保有で得られるリターンは？

三共生興（8018）の株価は、2025年6月現在でおよそ620円前後。
優待や配当を考慮すると、年利回り9％超という驚異の水準です。

📊 最新の利回りまとめ（2025年6月末時点）

項目	内容
株価	約620円
必要投資額（100株）	約62,000円
年間配当金（予想）	27円 × 100株 = 2,700円
株主優待内容	DAKSオンライン商品券 3,000円分
配当利回り	約4.35％
優待利回り	約4.83％
総合利回り	約9.18％

📊 今年は、配当維持でしたが、近年は増配傾向です。

💡 優待と配当を合わせた利回りが「9％台」というのは、プライム市場でもトップクラスの高さ。

✅ “地味優待株”の中でも光る「攻守バランス」

この銘柄、正直そこまで話題になることは少ないんですが、それが逆に強み。

株価が高騰していない＝今からでも手が出しやすい
高配当＋使える優待＝持っているだけでお得
安定した経営＆自己資本比率の高さ＝配当カットリスクも低め

👶 優待初心者でも手を出しやすい「入り口銘柄」として、めちゃくちゃバランスがいいんです。

🧮 利回りの実感イメージ

6万2,000円の投資で → 年5,700円のリターン（配当＋優待）
年間で約9.1％の利回りは、銀行預金の約90倍以上

📦 しかも、優待は「モノが届く」ではなく「自分で選べる商品券タイプ」なので、好みに合わせて使える自由度も高めです。

🧾 まとめ｜地味だけど堅実。三共生興の優待株は「好き」で選ぶ一手

三共生興（8018）の株主優待は、いわゆる“ド派手”なタイプではありません。
でも、人にとってはじわじわ効いてくる“良い優待株”です。

🔍 おさらい

項目	内容の要点
優待の中身	DAKS公式オンライン商品券3,000円＋VIPセール招待状
使い方	オンライン専用・1会計1枚・セール品NG・送料不可など明確
利回り水準	総合利回り9％超（配当＋優待）
必要投資額	約6万2,000円で100株（お手頃）
向いている人	ブランド志向／高利回り狙い／優待デビュー層
向いていない人	ブランドに無関心／短期売買狙い／セール品狙いの人
企業の特徴	アパレル×OEM×不動産の収益分散で“守りが堅い”
今後の展望	富裕層路線維持＋アジアEC＋堅実経営で脱・斜陽を目指す