
来週の月曜日、復職する。
育休を取り始めてから、ちょうど1年が経とうとしている。
38歳、2児の父。正直に言う。
でも、後悔は1ミリもない。
この記事は、育休1年を終えた今だからこそ書ける、飾らないリアルな体験談だ。
これから育休を取るか迷っているパパにも、
すでに育休中で孤独を感じているパパにも、
育休明けを不安に思っているパパにも——
全員に届けたくて書いた。

なぜ1年も育休を取ったのか
理由はいくつかある。
- 子どもとの時間を作りたかった
- 赤ちゃんの成長を間近で見てみたかった
- パートナーをサポートしたかった
- 職場の雰囲気的にも取れそうだった
- 育児休業給付金を調べたら、制度・お金の面で損しないと判断できた
- 1年仕事を休んだら自分はどうなるのか、身をもって知りたかった
育休を「意識高い選択」として取ったわけじゃない。
半分は好奇心、半分は現実的な計算だった。
育休前、一番怖かったのは「収入がなくなること」

育児休業給付金は、最初の6ヶ月は給料の約67%、それ以降は約50%に下がる。
数字だけ見ると「まあいけるか」と思いがちだが、
実際に家賃や光熱費、日々の生活費を引いていくと——
しかも育休直後、想定外の出費が一気に重なった。
育休初月に起きたこと
- 赤ちゃんが生後すぐに入院
- 妻の予後不良による再入院
- 上の子(5歳)の保育園送迎と世話
- 出生届などの行政手続き
- 入院費用+給与返納による大出費
夫婦ともに育休を取ると最初の28日間はほぼマックスのお金あげますよ、という制度が始まったが、幻想だった。
生まれた直後にお金が入るわけではないし、蓄えでなんとかするしかないタームだった。
対策として、これまで手をつけていなかった財形貯蓄を払出してキャッシュを手厚くした。
育休前に貯蓄の「出口戦略」を考えておくことの大切さを、身をもって知った。
育休取る前の自分へ:給付金の計算だけじゃなく、緊急出費が重なる前提で準備しておけ。
誰も教えてくれなかったしんどさ:「孤独」という敵

育休中のしんどさというと、育児の大変さをイメージする人が多いと思う。
もちろんそれもある。でも、自分が一番きつかったのは——
話す相手が家族以外いない。
社会から切り離されている感覚。
1日、部屋から1歩も出ない日があった。

仕事をしているときは当たり前だった「社会との接点」が、ごっそり消える。
それがこんなにしんどいとは思っていなかった。
男性の育休体験談でこの部分を正直に書いている人は少ない気がする。
でも実際、育休パパの孤独はかなりリアルな問題だ。

育休取る前の自分へ:
孤独対策を先に考えておけ。
ブログでも、SNSでも、何でもいい。「外とつながる出口」を持っておくだけで全然違う。
「よかった」と一番実感した瞬間:平日の何気ない1日

育休中で「取ってよかった」と最も実感した瞬間は、何か特別な出来事じゃなかった。
仕事があったら絶対に見られなかった景色がある。
育休中にしか見られなかった景色
- 赤ちゃんの小さな成長の瞬間
- 上の子が保育園から帰ってきたときの顔
- 家族4人でスーパーに行って、晩ご飯を一緒に作った夜
- 混雑のない平日の水族館、空いている公園での家族旅行
「赤ちゃんと一緒にいること」で気づいたこと

世の中、赤ちゃんを抱っこしているのはママが中心だ。
でも、パパが中心の世の中だったら、もっと多くの人がこの感覚を知れるのにと思った。
頼ってくれる存在がいる。
その重さが、ダイレクトに伝わってくる。
1年間で気づいたこと
- 仕事は、やった先に終わりがある。でも育児に終わりはない。
- 仕事には正解があるかもしれない。でも子育てに正解はない。
- 一緒に過ごす時間を確保するかしないかで、自分の価値観は必ず変わる。
育休1年で「自分」はどう変わったか

1年前の自分と今の自分は、明らかに違う。価値観が変わった。「仕事で成果を出すこと」が人生の最優先じゃなくなった。
仕事の代わりはいる。でも、家族の代わりはいない。
仕事に心を込めても、返ってくるかはわからない。
でも家族に心を込めて接すると、必ず返ってくる。
これは1年育休を取って、初めてわかったことだ。
育休取る前の自分に伝えたい5つのこと

① お金の準備は「最悪の想定」でやれ
財形や定期など「手をつけていなかった貯蓄」の出口を先に把握しておくこと。
② 職場への根回しは早めに丁寧に
取りやすくなるし、復職後のギクシャクも減る。
③ 育児の役割分担を言語化しておけ
誰がどの時間帯に何を担当するか、復職後の動き方も含めて事前に話し合っておくこと。
④ 孤独対策を先に用意しておけ
「外とつながる出口」を最初から持っておくだけで精神的な余裕が全然違う。
⑤ 「出口戦略」を意識しておけ
復職後に価値観が変わって「今の仕事でいいのか」と思ったとき、
別の選択肢に動けるよう育休中に種をまいておくこと。
ブログでも、資格でも、投資でも、ポイ活でも。無駄に時間を過ごすな。

男性育休1年、結局おすすめか?
ただし1年という期間については、正直長いと感じた部分もある。
社会との断絶感、キャリアへの不安、それは今も拭えていない。
来週の復職が、怖くないといえば嘘になる。
でも、この1年間で見た景色は、仕事を続けていたら絶対に見られなかったものだ。
この1年で見た、仕事では見られなかった景色
- 子どもが初めて笑いかけてきた瞬間
- 初めての寝返り・ハイハイ・離乳食
- 上の子が「パパいてくれてよかった」と言ってくれた日
- 家族4人で過ごした、平日の何気ない1日

このブログでは、育休中のリアルな家計サバイバルや株主優待活用術も発信しています。育休中の収入減対策に興味がある方はぜひ他の記事もどうぞ。