📦「ティッシュとトイレットペーパー、しばらく買わなくていいかも」
──そんな夢みたいな優待、実はあるんです。
大王製紙(3880)の株主優待は、自社ブランド「エリエール」などの日用品詰め合わせ。
中身は、ティッシュ・トイレットペーパー・ウェットシートなど、リアルに生活に役立つモノばかり。
しかも、100株保有で【1,500円相当】が年1回。
優待利回りは約1.8%、配当も含めた総合利回りは3.5%前後と、堅実ながら満足度は高め。
💡 でも気になるのは…
- 中身はどれくらいお得?
- 優待がもらえる条件は?
- そもそも、この会社の将来性は?
- 業績がイマイチっぽいけど大丈夫?
そんな疑問に、投資初心者でもわかるように徹底解説していきます!
家庭の節約に効いて、将来性もあるなら…
「この株、意外とアリかも?」と思えるはず。
それでは、さっそく見ていきましょう👇
🏢 大王製紙の株主優待制度まとめ【2025年版】
「生活に直結する日用品を、毎年まとめてプレゼント」
──そんな夢のような株主優待が、大王製紙の魅力です。
2025年3月権利分の内容は以下のとおり👇
🎁 優待内容一覧(2025年3月権利分)
保有株数 | 保有年数 | 優待内容 | 想定価値 |
---|---|---|---|
100株〜 | 1年以上 | 自社製品1,500円相当 | 優待利回り 約1.79% |
300株〜 | 1年以上 | 自社製品3,000円相当 | 優待利回り 約1.20% |
「継続保有1年以上」が条件です!
「初めて買って即もらえる」わけではないので要注意。
※証券会社での名義変更や貸株設定があると“継続扱いにならない”ことがあるので注意!
📦 優待の中身
毎年内容は変わりますが、以下のような定番商品が入っています👇
👪 子育て世帯・介護家庭・一人暮らしにもマッチ!
生活感MAXですが、そのぶん「絶対使うもの」が中心です。
🚚 権利確定日と到着タイミング
- 📅【権利確定日】:毎年3月末
- 📦【発送時期】:7月上旬〜中旬ごろ
優待品はヤマトや佐川で「ドンッ」と大きめの箱で届くので、
初めて受け取る人はびっくりするかもしれません(笑)
🧻 優待利回りのポイント
優待内容は「金券」ではなく“現物支給”ですが、
ティッシュやトイレットペーパーはスーパーでも買う必需品。
つまり、それをもらえる=「現金支出の節約」になるのが最大の強みです!
✅ 100株保有が一番お得!
300株にしても優待は2倍(3,000円相当)ですが、
投資額は約3倍に増えるため、優待利回りは下がります。
→ 迷ったら「100株×1年以上」の保有がおすすめ!
💹 最新株価から見る利回りシミュレーション
株主優待の“お得度”を語るには、数字で利回りをチェックするのが必須です。
ここでは「配当」「優待」「総合」それぞれの利回りを、
2025年7月25日時点の最新株価(終値835円)をもとにシミュレーションします。
🟢 前提条件
- 📈【株価】:835円
- 📦【優待】:1,500円相当(100株保有)
- 💰【配当】:年間14円(1株あたり/会社予想)
💴 配当利回りの計算
- 📊 14円 ÷ 835円 × 100 = 約1.68%
→ 正式な予想配当利回りは【1.67%】(会社四季報基準)
🎁 優待利回りの計算(100株保有の場合)
- 📦 1,500円 ÷(835円×100株)×100 = 約1.79%
→ 実用性の高い現物支給でこの数字はかなり優秀!
🧮 総合利回り(配当+優待)
✅ 1.68%(配当)+ 1.79%(優待) = 3.47%
📌 整理すると…
項目 | 数値 | 備考 |
---|---|---|
株価 | 835円 | 2025年7月25日時点の終値 |
配当 | 14円/株 | 年間予想 |
配当利回り | 約1.68% | 銀行預金より断然マシ |
優待利回り | 約1.79% | 現物支給の生活密着型 |
総合利回り | 約3.47% | 安定した“日用品優待”として魅力 |
✅ 結論:配当は控えめ、でも「優待+生活防衛」に強い
- 銀行預金や国債では得られない“現物での恩恵”
- 株価変動リスクはあるが、生活に直結するリターンが得られる
- 現物支給=“もらって終わりじゃない優待”(使い切れる=無駄がない)
💡 株価が上がっても下がっても、
「ティッシュとトイペは届く」──
それだけで、生活を支える投資になるんです。
🧻 “中身”が超リアル!日用品優待の使い勝手
「本当にお得なの?」
──そう思った方へ、リアルな“家計効果”を完全解剖します!
👨👩👧 家庭でのリアルな使い勝手
🟡 小さい子どもがいる家庭
おしりふき・ウェットティッシュ・トイレットペーパー全部ありがたい!
🔵 高齢の家族がいる家庭
ダニよけウェットシートなど、介護向けにも実用性バツグン!
🟢 一人暮らし
ティッシュやトイレットペーパーは日々の生活に直撃。
「スーパーで買わなくていい」が地味に嬉しい✨
💰 フリマ相場・換金性はどう?
- メルカリやラクマでは、出品されていませんでした。
- 箱が大きい&送料がかさむためだと思われます。
→ 換金より“自家消費”がおすすめ!
📌 結論:換金性はないため、実用性の方が高い!
💡 日用品優待の“家計インパクト”は意外と大きい
👛 優待1,500円相当でも、“試供品的にもらう”ことの積み重ねは侮れません。
📌 実用×節約の合わせ技
- 「優待でもらって、買わなくていい」=支出を抑える優待
- 金券優待と違って「ムダに使わない」
- 暮らしのリアルに寄り添う、株主優待の中でも希少なタイプ!
🏭 会社の正体|エリエールだけじゃない大王製紙の全貌
「大王製紙って、ティッシュの会社でしょ?」
──はい、それだけじゃありません!
実はこの会社、日本の製紙業界第4位の“総合紙パルプ企業”。
エリエールのブランド力はその一部に過ぎないのです。
🧻 主力ブランドをざっくり紹介!
分野 | ブランド名 | 主な製品 |
---|---|---|
家庭用紙 | エリエール | ティッシュ、トイレットペーパーなど |
ベビー用品 | GOO.N(グーン) | 紙おむつ |
介護・大人用 | アテント | 大人用紙おむつ、消臭シートなど |
生理用品 | エリス(elis) | ナプキン、ライナー |
💡 いずれも国内上位シェア&高リピート率を誇る定番ブランド。
“どこかで見たことある”製品が揃っているのは、信頼の証です。
📦 製造ラインは「家庭紙」だけじゃない!
- 段ボール・板紙・包装紙などの産業紙
- 印刷用紙や情報用紙などのグラフィック用途
- 新聞用紙(全国紙・地方紙)などの業界向け卸
✅ 特に、段ボール原紙やパッケージ紙はEC需要の裏で安定成長中!
🌍 グローバル展開も進行中!
- 🇹🇭 タイ、🇨🇳 中国、🇮🇩 インドネシアに紙おむつの製造拠点
- 🇹🇷 トルコ、🇧🇷 ブラジルの企業をM&Aで買収
- 📦 紙おむつは現在30か国以上に展開中
👶 海外では「紙おむつ=富裕層向け商品」から
中間層への普及が進んでおり、市場の拡大余地が大きい!
🧪 そして実は、最先端素材も手がけている!
大王製紙は木材由来の高機能素材
「セルロースナノファイバー(CNF)」の研究にも注力中。
🌱 紙の会社が、“木のチカラ”で未来素材を作っているって、ちょっとワクワクしませんか?
💡 まとめ:大王製紙の3つの顔
- 🧻 家庭紙の王者(エリエール)
- 📦 産業向けも手広く展開する老舗製紙企業
- 🌍 世界と未来を見据えた素材メーカー
「ただのティッシュ会社じゃない」
──そうわかると、この優待にも別の角度からの価値が見えてきます。
🌱 将来性はあるのか?海外と環境の二軸戦略
「製紙業界ってもう成長しないんじゃないの?」
──そんな“紙離れ”時代に、大王製紙が仕掛けるのは攻めの二軸戦略。
それが、
🌍 海外展開 × 🌿 環境対応(脱プラ・SDGs)。
ティッシュだけの会社じゃない。
“人口動態”と“環境変化”を逆手にとった長期視点の布陣を整えています。
🌍 海外戦略|売上の3割が海外へ。紙の需要は世界で増えている
まず注目すべきは、海外売上高比率 約32.9%(2025年3月期)【出典:有価証券報告書】。
つまり、3分の1が海外で稼いでいる企業なんです。
📦 海外拠点&展開エリア
年 | 国・地域 | 内容 |
---|---|---|
2011 | 🇹🇭 タイ | 紙おむつ生産拠点スタート |
2012 | 🇨🇳 中国 | 紙おむつ事業開始 |
2014 | 🇮🇩 インドネシア | 生産拠点設立 |
2020 | 🇹🇷 トルコ・🇧🇷 ブラジル | 現地企業をM&Aし一気に拡大 |
✅ 現在、ベビー用おむつを中心に約30か国で販売。
今後は女性用生理用品や大人用紙おむつも順次展開予定。
🧷 新興国での紙おむつ需要はこれからが本番!
👶 日本では少子化が進んでいますが、
東南アジア・中南米・中東・アフリカでは人口増加と生活水準の向上が止まりません。
かつて「高級品」だった紙おむつは、
いまや“当たり前の衛生習慣”として普及の初期段階にある国が多いのです。
📈 つまり、大王製紙は日本での飽和を乗り越え、“グローバルに成長余地を見出す”ポジションに立っているというわけです。
🌿 環境対応|SDGsを見据えた“紙の逆襲”
「紙の時代が終わる」のではなく、
「紙がプラスチックの代わりになる時代」が始まっている──
そう信じて、同社は環境・素材分野に本気で投資中です。
🔁 取り組みハイライト
テーマ | 内容 |
---|---|
脱プラ製品 | 紙ストロー・紙容器・紙製ハンガー・紙パッケージの開発 |
エリプラシリーズ | プラスチックフィルム代替となる機能性紙素材 |
再生紙強化 | 再生色画用紙・再生ティッシュなど持続可能な製品ラインナップ |
CO2削減目標 | 2030年までに化石燃料由来の排出を46%削減 |
CNF事業 | セルロースナノファイバー(ELLEX)による次世代素材事業を開拓中 |
🌏 世界が求める「紙の未来」へ向けて
- プラスチック削減=グローバルな社会要請
- パッケージ・衣類タグ・食品包装…紙の再評価が急加速中
- 日本企業が先頭を走るべき領域で、実績を積み上げ中
📦 パッケージ製品の売上は堅調で、今後の「脱炭素+循環素材」トレンドにも乗れる期待感があります。
🧠 投資目線で見る将来性まとめ
- 海外比率3割以上=グローバルで稼げる体質
- 東南アジア・中南米など人口ボーナス国に的確に進出済み
- 紙パ業界の中でも環境対応が早く、中長期で生き残れる体制あり
- 素材開発で“紙以上の紙”を追求している(CNF)
大王製紙は「縮小産業の企業」ではない。
国内の紙離れが進んでも、海外と環境の二軸が成長のエンジン。
むしろ、今のうちに「ディフェンシブ×成長」の視点で仕込む価値があるかもしれません。
📊 財務体質はどう?ROE・自己資本比率から見るリスク
株主優待が良くても、
会社の財務がボロボロだったら投資対象にはなりません。
そこでこの章では、大王製紙の“数字の裏側”を徹底チェック。
安全性・収益性・将来性のバランスを【初心者でも理解できる】視点で解説します。
🧾 財務体質の現状(2025年3月期・連結)
指標 | 数値 | コメント |
---|---|---|
自己資本比率 | 26.7% | 30%未満でやや低め⚠️ |
ROE(自己資本利益率) | -4.63% | 赤字計上のためマイナス |
ROA(総資産利益率) | -1.23% | 利益率が低く厳しい水準 |
有利子負債残高 | 約4,446億円 | 高水準。ただし減少傾向にあり |
現預金残高 | 約800億円 | 手元流動性はしっかり確保 |
📉 ROE・ROAは“要警戒サイン”か?
2025年3月期は、原材料費や燃料コスト高騰で**最終赤字(▲111億円)**を記録。
この影響でROE・ROAともにマイナス圏に沈んでいます。
💡 一時的とはいえ、収益性が低い製造業の典型的リスクが顕在化しています。
💸 有利子負債の規模と改善状況
- 有利子負債:約4,446億円
- D/Eレシオ(負債資本倍率):約1.8倍
📉 かなりの財務レバレッジではありますが、
過去には5,000億円を超えていた時期もあり、徐々に圧縮中。
✅ 2025年3月期は、財務キャッシュフローが▲355億円(=借入返済)
→ 本気で「財務健全化」に向けて動いています。
🧮 営業利益率は低いが“紙業界の宿命”
- 営業利益:約98億円
- 売上高:約6,689億円
- 営業利益率:約1.5%
⚠️ 利益率はかなり低め。
ただし、製紙業界全体が構造的に薄利のため、これは宿命的な側面も。
…によって利益率をどう改善できるかがカギ。
💰 配当維持の姿勢に注目
✅ 赤字期でも1株14円の配当を維持
→ 予想配当利回りは【約1.68%】(2025年7月時点株価ベース)
📌 配当性向は一時的に算出不能ですが、
通常期は30〜40%目安の安定配当志向を取っています。
✅ 結論:財務は「リスクあり」だが、“改善中”
🔻 確かに指標だけ見れば、
- 利益率は低い
- 負債は多い
- 自己資本比率は不安定
🔼 しかし、
- キャッシュフローは改善中
- 手元資金も潤沢
- 将来性ある事業構造改革が進行中
📌 「今すぐ高収益企業!」ではないけれど、
“今のうちに買える銘柄”かもしれません。
📘 製紙業界の未来予測|紙離れの先にあるもの
「紙って、もう時代遅れじゃないの?」
──確かに新聞や雑誌は減りました。オフィスもペーパーレス化が進んでいます。
でも、それは“使われ方が変わった”というだけ。
製紙業界は、いま“新しい需要”と“環境ニーズ”を背景に再評価され始めている業界です。
📉 紙の出荷量は確かに減っている
- グラフィック用途(新聞・チラシ・雑誌・コピー紙など):
→ デジタル化により需要縮小が止まらない - 板紙・段ボール:
→ コロナ禍ではEC特需で伸びたが、2024年以降はやや減速傾向 - 包装・重包装用紙:
→ 工場出荷や食品用途で使われるが、簡素化・環境配慮で微減傾向
📉 日本製紙連合会の見通しでは、全体的に前年割れの見通しが続いています。
📦 でも“消えていない紙”もある
- 🧻 ティッシュ・トイレットペーパー → 生活必需品
- 👶 紙おむつ(ベビー・大人用) → 高齢化と共に増加傾向
- 💼 書籍・参考書・資格教材 → デジタル化しきれない需要
特に大王製紙が強い「家庭紙・衛生紙分野」は、
人口動態や衛生意識に支えられた“守りの需要”です。
🌱 環境対応こそ紙の時代
「プラスチック減らそう」が世界の常識になりつつある今、
紙素材への注目が高まっています。
- 紙製ストロー
- 紙容器(ファストフード・惣菜)
- 紙製タグ、紙製ハンガー
- 紙製パッケージ、ギフトラッピング
🎯 プラスチックを紙で代替する流れは、
今後グローバルで“主戦場”になる可能性大。
大王製紙は、すでに「エリプラ」シリーズとしてプラスチック代替紙素材を製品化。
脱プラ市場にしっかりポジションを確保しています。
🔄 紙は「終わる素材」ではなく「変わる素材」
📌 紙は、
「伝える」素材から、「守る」「包む」「代替する」素材へ。
まさに、“紙の逆襲”が始まっているんです。
✅ 結論:紙業界は衰退じゃない。“シフト”してるだけ
- 旧来型の紙(新聞・チラシ)は確かに減少中
- でも、新たな用途・市場が拡大中(環境対応・機能紙など)
- 紙=終わる、と思い込んでる人こそ「投資の盲点」にしているかも
🌍 トランプ関税と国際市況|世界とつながる紙の裏側
「ティッシュやトイレットペーパーって、国際情勢と関係あるの?」
──実はめちゃくちゃあるんです。
製紙業界は、木材チップ・パルプ・エネルギーを大量に輸入する“超グローバル依存型産業”。
そのため、関税・為替・物流・資源価格などの外部環境が、ダイレクトに利益を揺るがします。
🟥 トランプ関税の余波は「原材料」から襲う
2020年前後に巻き起こった米中貿易摩擦(いわゆるトランプ関税合戦)では、
直接的な紙製品への関税よりも、むしろ“原料調達の不安定化”が深刻な影響を与えました。
📦 大王製紙も影響を受ける“輸入依存の構造”
原材料 | 説明 |
---|---|
木材チップ | 製紙の主要原料。北米・アジアから大量輸入 |
パルプ | トイレットペーパー等に使われる漂白パルプ |
石炭・重油等燃料 | 製紙は超エネルギー多消費産業 |
→ つまり、為替が動けばコストが激変/関税が増せば採算が悪化
例:ブラジルの大手パルプ企業に米国が関税措置 → 世界市場でパルプ価格が乱高下📉📈
💹 円安・エネルギー高騰のダブルパンチも直撃
2022〜2024年にかけて日本企業を苦しめたのが…
- 📉 急激な円安(輸入原料・エネルギーコストの上昇)
- 🔥 エネルギー価格の高止まり(石炭・重油の調達コストアップ)
製紙は「溶かして → 煮て → 圧縮して → 乾燥させる」工程が多く、
電力・燃料コストの影響が超デカいんです。
→ 大王製紙も2025年3月期に最終赤字転落、その背景にはこうした“外圧”がありました。
🚢 物流リスクも見逃せない
- コロナ禍の港湾混乱
- ウクライナ侵攻での航路制限
- スエズ運河や紅海の不安定化
👉 製紙業界は「重くてかさばるモノ」を国際的に動かすため、
船便やコンテナコストが上がると直撃します。
→ 仕入れだけでなく、海外展開品(紙おむつなど)の輸送コスト増にもつながります。
✅ 対策は進んでいるのか?
大王製紙はこうした外部リスクに対し、下記のような打ち手を講じています。
対策項目 | 内容 |
---|---|
安定調達網 | 北越コーポレーションなどと連携し、原料の共同調達を実施中 |
海外現地生産 | 紙おむつなどは現地生産→現地販売へ。輸送コストを回避 |
省エネ設備 | 新工場にてボイラー・乾燥設備の高効率化を実施 |
為替耐性 | 海外売上が3割超 → 一部為替リスクを“収益でヘッジ”できる体制に |
💡 投資家視点でのポイント
- 外部環境リスクは避けられないが、構造的に備えている
- 紙という“生活必需素材”である以上、需給はゼロにならない
- 国際市況の逆風が緩めば、業績回復は一気に来る可能性あり
🧾 結論:製紙株は「世界経済とつながった内需株」
優待・日用品という“生活感覚”とは裏腹に、
実はグローバルな視点が不可欠な銘柄が大王製紙。
だからこそ、
国際環境が落ち着いたときに真価を発揮する“反転型銘柄”とも言えます。
結論|大王製紙の優待は“自家消費派”に刺さるリアル節約型
📦「株主優待って、どれが本当に“得”なの?」
──そんな疑問を持つ方にこそ、大王製紙(3880)は一度検討してほしい銘柄です。
🧻 ティッシュとトイレットペーパーが“無料”になる威力
100株保有(約8.3万円)で、
毎年1,500円相当のエリエール製品が送られてきます。
これってつまり…
- 日用品の出費が減る=毎月の生活費が軽くなる
- 金券やクオカードと違って“無駄遣いしにくい”
- 値引き・クーポンよりも“インパクトが大きい”節約
🎯 「自家消費できる優待」は、節約との相性が最高レベルなんです。
💹 総合利回りは3.5%前後|優待+配当でコツコツ型
- 📈 配当利回り:約1.68%
- 🎁 優待利回り:約1.79%
→ 合計:総合利回り3.47%
現物支給なのにこれだけ利回りが出るのは、
日用品銘柄ならではの“実質リターン”。
しかも優待の中身がエリエールなので、品質面でも満足感◎。
📉 財務・業績に注意点はあるが、“改善姿勢”も明確
もちろん、「赤字」「自己資本比率の低さ」など課題もあります。
でも、
✅ キャッシュフローは改善中
✅ 借入金も減少中
✅ 環境・素材・海外など未来への布石が揃っている
という“再建ストーリー銘柄”としての魅力もあり。
📌 下値は限定的、上値には成長ストーリーがある──
そんな“中長期保有型の節約優待銘柄”と捉えるとちょうどいい。
🎯 こんな人におすすめ!
- 🧑👩👧「家計の節約をしながら、投資にもチャレンジしたい」
- 📦「優待をフル活用して、生活コストを下げたい」
- 📉「株価の大きな値上がりは狙わない。安定と実用を重視」
- 🛍「“使えるモノ”が届く優待が好き」
そんなあなたに、大王製紙はぴったりです。
📦 生活がちょっとラクになる!人気の株主優待まとめ
本記事は、下記の公式ページをもとに体験と調査を加えて執筆しています。
▶ 大王製紙の公式ページを見る※株価・配当金・利回りなどの数値は、2025年7月時点の情報をもとに、Yahoo!ファイナンス・SBI証券・各社IR資料などを参考に筆者が独自に集計・算出したものです。市場の状況により変動するため、実際の投資判断はご自身で最新情報をご確認ください。