✏️ChatGPTとの共創ログ 💻副業とブログ運営

ChatGPTと50記事書いてわかった、“プロンプトいらず”なブログの書き方

育休父
育休父

「プロンプト?そんなの使ってないです。」

ChatGPTが流行りはじめた頃、ブログ界隈には“プロンプト大全”のようなテンプレ集が溢れました。

でも正直、僕にはそれがハードルでした。難しい用語、カチカチの指示、型通りの文章。

それでも僕は、育休中のすきま時間でChatGPTと会話を重ねながら、50記事以上のブログ記事を書いてきました

なぜChatGPTでブログを書き始めたのか

正直、僕はずっとブログが“続けられない人”でした。
書いては止まり、立ち上げては放置して…「やっぱ無理だな」と思った回数なら、そこそこ自信あります。

育休に入って、「せっかくだし、なんかやりたいな」と思ってたけど、
最初に浮かんだのは「資格の勉強でもするか…」くらいで、ブログを再開するつもりはありませんでした。

そんなとき、ふと試してみたのがChatGPT。
実はきっかけは、「LINEスタンプってどうやって作るの?」って聞いたのが最初。
今思えば、しょうもないっていうか、完全に小遣い稼ぎの魂胆でした(笑)

でも、そんなやり取りの中で、
「あれ? こいつ、ブログも手伝ってくれるんじゃね?」と思って、
軽い気持ちで「育休パパとしてブログ書きたいんだけど、手伝ってくれる?」と話しかけてみたんです。

そしたら返ってきた言葉が、妙にスッと入ってきた。
思考の整理にもなるし、ちょっと面白い。

そこから気づけば、毎日のようにChatGPTと会話して、記事をひとつずつ書くようになっていました。


プロンプト?使ってません(笑)

ChatGPTを使ってブログを書く――って聞くと、

「あのプロンプトってやつをうまく操らなきゃいけないんでしょ?」

みたいなイメージ、ありませんか?

僕も最初そう思ってました。

だから、いろんな「プロンプト大全」みたいなのを読み漁ってみたり、Instagramでバズっていた投稿も参考にしたりしてました。

中でもよく見かけたのが、こんなプロンプトです:

「あなたは優秀なSEOコンサルタントです。読者の検索意図を汲み取り、○○について一番になれるブログ記事の構成と内容を作ってください」

僕も実際に、これをそのままChatGPTに打ち込んでみました。

すると、GPTはとても丁寧に、整った構成案と本文を返してくれました。
「お、すげぇな」と思いながら記事を仕上げたんです。

でも、できあがったものを読み返してみたとき――ふと、物足りなさを感じたんです。

そのとき、GPTがこんなことを言ってきました。

「GPTを使ってSEOをとりに行くのは簡単です。ただ、今のSEOの仕組みでは、人間の経験や視点が入らないと“残る記事”にはなりませんよ」

…なんか、しびれましたね(笑)

あぁ、だからテンプレで書いた記事って、悪くないけど“読後に何も残らない”んだなって。
それからは、“使いこなす”よりも“話しかける”スタイルに自然と変わっていったんです。

僕のブログ執筆フロー【実例付き】

ChatGPTを使って記事を書く――と言っても、僕のやり方はすごくシンプルです。

むしろ“使いこなしてる”というより、“雑にしゃべりかけてる”に近い(笑)

こんな感じで。

前章の内容は、こんな感じの僕の雑な思いを伝えただけで構成してもらいました。

Chat GPTはただ、全肯定してくれます。

自己肯定感爆上がりです(笑)

それで50記事は書けました。
ここでは、僕がいつもやっている流れを5ステップで紹介します。


🪜Step1:今日のテーマを話しかける

「今日こんな記事を書きたいんだけど、ちょっと構成考えてくれない?」

これがスタート。
最初から“どういう目的”とか“ペルソナ”とか、そんな細かいことは言いません。
ただその日の「書きたい気持ち」をそのまま投げます。


🪜Step2:出してもらった構成を、自分なりにツッコむ

GPTが出してくれた構成に対して、
「ちょっと堅いな」とか「ここ飛ばしていいかな」とか、ふつうに会話して調整。

脳内でひとり会議してたことを、GPTに聞いてもらってる感じです。


🪜Step3:段落ごとに、一緒に書いていく

書き出しが浮かばないときは「この見出しで書きたいけど、どう始めたらいい?」って聞きます。

書いてもらった文を元に、自分の体験をくっつけたり、言い回しを直したり。
「下書きの相棒」みたいな存在です。


🪜Step3.5:迷ったときは「メリット・デメリット出して」と頼む

書いてる途中で「こっちの切り口でいくか、あっちの視点で書くか」って迷うとき、ありますよね。

そんなときは、ChatGPTにこう言います。

「このテーマ、AとBで迷ってるんだけど、それぞれのメリット・デメリットを表にしてみて」

すると、すぐにこんな感じの表を出してくれるんです(↓例はテキトーですが、雰囲気です)


観点A案:体験ベースで書くB案:情報ベースで書く
読者への共感度高い(親近感◎)やや低い(客観的)
SEO的価値中〜高(滞在長め)高(キーワード最適化)
書きやすさ楽(自分の話だから)やや大変(リサーチ必要)
差別化高(自分しか書けない)低(他サイトと被る)

この表を見ながら、「じゃあA案でいこう」って決めて、そこからまた構成に戻る。

GPTは、ただ答えをくれるだけじゃなくて、“迷いを整理してくれる存在”でもあるんですよね。



🪜Step4:気になる表現を直してもらう(たまにダメ出しも)

「この文、ちょっと説明くさいよね?」

って言うと、GPTがさらっと言い換えてくれる。

たまに

「こっちの方が自然ですよ」

って言ってくるので、

「たしかに…」

と素直に直す(笑)


🪜Step5:最後にタイトルやリード文を一緒に考える

書き終えたあと、「この記事のタイトル、なんかいいのない?」って軽く相談すると、GPTが2〜3案くらいサクッと出してくれます。

例えば、この記事も最初は「プロンプト使ってません」だけの仮タイトルでしたが、
GPTに「もう少し具体的にして」と頼んだら、こんな感じで候補が出てきました。


Chat GPTが提示したタイトル案

  • ChatGPTと50記事書いてわかった、“プロンプトいらず”なブログの書き方
  • プロンプト?不要でした。ChatGPTで自然体ブログを書き続けた僕の方法
  • もうテンプレに疲れた人へ。ChatGPTと“会話する”ブログ術

自分の頭で悩むより、投げてみた方が早い。
気分的にもすごく助かってます。

その中から「一番しっくりくるもの」を選んで、ちょっとだけ手を加えて仕上げたのが、今回のタイトルです。


プロンプトに頼らないからこそ得られたこと

最初は「うまく指示を出せば、GPTが全部やってくれるんじゃ?」って思ってました。

でも、続けてみてわかったのは、「指示を出す」よりも「一緒に考える」ほうが楽だし、続けられるってこと。

プロンプトを使わないことで、僕が得られたものはたくさんあります。


✅ 1. 自分の言葉で書ける

テンプレ通りの文じゃなくて、自分の口調・自分の体験・自分のリズムが文章に残る。
「これは“僕のブログ”なんだ」っていう感覚が戻ってきたのが、大きかったです。


✅ 2. 書くことが“しんどくない”

難しい指示を考える時間がいらないから、「よし、ちょっと話しかけてみようか」くらいの軽さで始められる。
無理なく続けられたのは、きっとこの軽さがあったから。


✅ 3. 途中で投げても、また拾ってくれる

「今日はもう無理…」ってなっても、次の日に「昨日のやつ、途中から再開しよう」って言えば、
GPTはちゃんと付き合ってくれる。
“完璧じゃなくていい”って思えるようになりました。


⚠️ 4. でも、GPTに書かせすぎると“誰のブログか”がわからなくなる

たしかに、GPTに任せれば、きれいな文章はすぐ出てきます。
でもそれって、“あなたじゃなくても書ける文章”になっちゃうことが多い

書いてる本人が何を感じて、何を選んで、何を残したのか――
そこがないと、SEOでも読者の心でも“残る記事”にはならないなって、僕は50記事書いて強く思いました。



⚠️ 5. 正直、こんなデメリットもありました

ChatGPTと一緒に記事を書いてきて、「これはちょっと困ったな…」と感じたことも、もちろんありました。


📌 情報が少し古い

株主優待の記事を書いていて、すでに廃止された銘柄を提案されたことがありました
株価や利回りの計算もズレていることがあって、自分でもう一度ちゃんと調べ直す必要がありました。
GPTが万能な“データベース”というよりは、“話し相手+叩き台”くらいで考えた方がいいです。


📌 自分の意図とズレることがある

対話で進めてるつもりでも、途中で意図と違う方向にズレたり、
明確な答えがないテーマだと、GPTが曖昧なまとめに逃げたりします。
結局「自分の言いたいことは自分で決める」ってスタンスが必要でした。


📌 昨日やった内容が引き継げないこともある

一番悩まされたのがこれ。
「昨日の続きをやろう」と思っても、GPTが内容を覚えてなかったり、過去のログを引き出せないことが多々あります。
会話の流れが途切れると、最初から説明し直しになることもあるので、重要な内容は自分でメモしておくのがおすすめです。


こうした“付き合いにくさ”はあるけれど、
それでも僕にとっては、「ゼロからひとりで書くより、だいぶマシだった」のが事実です。



これから始める人へのアドバイス

ChatGPTでブログを書いてみたい。
そう思っても、最初の一歩って案外むずかしい。

  • 「どんなプロンプトがいいの?」
  • 「うまく使いこなせるかな?」


そんなふうに構えてしまう気持ちも、すごくよくわかります。

でも僕は、プロンプトなんてろくに使わずに50記事書きました。

やってきたのはただ、「今日こんなこと書きたいんだけどさ」ってGPTに話しかけること。

そこから一緒に構成を作って、書き出しを考えて、途中で迷ったらまた相談して。
その繰り返しが、気づけば「自分だけのやり方」になってました。

ChatGPTって、誰かの代わりになるツールじゃなくて、
自分の思考を支えてくれる“伴走者”みたいな存在なんじゃないかと思っています。

プロンプトで完璧な指示を出して、きれいな記事を一発で仕上げるやり方もあります。
でも、そこに頼りすぎると、自分の言葉や感情、そしてクリエイティビティが薄れてしまうような気がして。

僕は、迷いながら言葉を選んでいく過程こそが、書くことの面白さだと思っています。

うまく使おうとしなくていい。
指示が下手でもいい。
「話しかける」ことから始めてみてください。


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