🚉「改札の外に出られない駅があるって本当?」
そんな子どもの疑問から始まった、今回の小さな電車旅。

📘実はこの“謎スポット”、あのマップルキッズ『東京の電車に乗ろう!』にも登場していて、前から家族で気になっていた場所でした。
🎁きっかけは昭文社の株主優待でこの本を手に入れたこと。
流鉄、関東鉄道竜ヶ崎線に続く【昭文社優待×お出かけシリーズ】第3弾として、ついに“幻の駅”とも言われる【海芝浦駅】に行ってきました。
🔍 この記事ではこんな体験がわかります
- 都内にあるのにアクセス困難な“秘境駅”って?
- 電車は1時間に1本以下。どうやって行くの?
- 降りても改札の外に出られないって本当?
- 駅のホームが海のすぐそばで絶景だった!
- 子連れでも安心?不安だった点は?
家族で楽しむ“ちょっと遠い遠足”。本で見つけた路線を、実際に乗りに行く—そんな小さな冒険の記録です。
🚼「気になってたけど子連れでも行けるの?」という方のために、
アクセス・注意点・子連れ目線での感想までしっかりまとめています。
小さな冒険の記録、ぜひ最後まで読んでみてください。
🧭 海芝浦駅ってどんな駅?|改札の外に出られない“秘境駅”
🚉 都内にあるのにアクセス困難⁉
「ここ、本当に東京都内…?」
そんな声が思わず出てしまうのが、今回訪れた海芝浦(うみしばうら)駅。
この駅、JR鶴見線の終点にあるにもかかわらず、
- 改札の外には出られません
- 1時間に1本しか電車が来ないこともザラ
しかも駅を出ても、そこは企業の敷地内(東芝の工場)という、超特殊な立地なんです。
でも!
そのホームから見える景色は“完全に非日常”✨
まさに“秘境駅”という言葉がぴったり。

この“改札の外に出られない”という不思議な駅は、テレビや鉄道本でもよく取り上げられるスポット。
けれど子連れで訪れた記録は意外と少ないので、今回の記事ではそのへんも含めて詳しく紹介していきます。
📘 本で見つけた“行ってみたい駅”
そもそもこの駅の存在を知ったのは、マップルキッズ『東京の電車に乗ろう!』という一冊の絵本から。

この本、昭文社の株主優待でもらったもので、子鉄の息子が毎日寝る前に眺めている愛読書です。
実はこの本に影響されて、
- 🚋 流鉄流山線
- 🚃 関東鉄道竜ヶ崎線
にも行きましたが、今回の海芝浦駅で3駅目の電車旅になりました。
今回はそんな「本で見つけた憧れの駅」へ、家族で本当に行ってみた体験記です。
鶴見駅から出発!子連れでのアクセス&注意点まとめ

🚆 鶴見線は1時間に1本以下|タイムスケジュールに要注意

海芝浦駅に向かうには、JR鶴見線を利用します。
が、ここで大事な注意点がひとつ。
🚨 鶴見線は1時間に1本以下の超ローカルダイヤ!
しかも海芝浦方面に行く便はかなり限られているため、時間を逃すと1時間以上足止めされることになります。

今回のスケジュールはこれ👇
- 🚉 鶴見駅10:50発(鶴見線)
ギリギリ3分前に乗車! - 🛤 海芝浦駅11:01着
ワクワクで降車!
海芝公園を散策
制限時間15分の中、
10分後には電車内に帰還 - 🔁 折り返し11:16発(同じ車両)
息子、折返運転に感動!
木の枝がバチバチ当たる音に
声を出して笑い出す。
つまり、滞在時間はわずか15分!
11:16を逃すと…次の電車はなんと12:36。
しかも、駅には屋根付きの休憩所もエアコンもナシ。外で待つしかないというハード環境。

子どもが飽きないように写真を撮ったり、海芝公園を歩いたりして時間を有効活用しましたが、小さい子連れだと少し緊張感ありです。
🔄 改札を出ないで乗り換え可能|京浜東北線からのスムーズな接続
「鶴見線ってどこから乗るの?乗り換えが大変そう…」
そんな不安もありましたが、実際に行ってみるととてもスムーズでした◎

我が家は京浜東北線のホームからそのまま階段で接続通路へ。
改札の外に出る必要もなく、迷うこともなく乗り換えできました!
🧭 ついに到着!海芝浦駅ホームからの絶景と家族のリアクション
🌊「わー!海が目の前!」子ども大興奮のホーム風景
電車を降りた瞬間、目の前に広がるのは――青い海!
コンクリートの柵越しに広がる水面は、電車のホームとは思えないロケーションです。

子どもは「うみだー!おおきいね!」と目をキラキラさせながら身を乗り出す勢い。
親としても、こんなに駅と海が近いのは初めての体験でした。

そしてさらにテンションが上がったのが、駅の先に線路がないという“行き止まり感”!

息子は「え、ここでおわり?どうするの?」とワクワクしながら電車が折り返すのを待ちました。
※この後、電車はそのまま折り返して元の方向へ戻ります(スイッチバック風)
🚃 新型車両に乗れてラッキー|2023年デビューの鶴見線車両
もうひとつ嬉しかったのが、乗車した電車が2023年にデビューした新型車両(クモハE131系)だったこと。
車内は清潔で、クロスシートとロングシートのミックス構成。
子どもと一緒に車窓を楽しむにはぴったりのレイアウトです。

乗客は全体的に少なめで、座席も余裕あり。
鉄道好きそうなカメラを持った人や、同じような親子連れ、スーツ姿の方もいて、不思議な空間でした。
ホーム横の「海芝公園」も散策してみた
🚶♂️ 短い滞在時間でも歩ける範囲はある!
海芝浦駅には改札を出たすぐ横に「海芝公園」という小さなスペースがあります。
といっても、正式には東芝の厚意で開放されている“企業敷地の一部”。
開園時間も限られ、平日のみの制限があることもあるので注意が必要です(※この日は土曜で入園OKでした)。

園内は約50mほどの細長い緑道で、ベンチが3つほど設置されているだけのシンプルなつくり。
でも、目の前に東京湾、後ろには鶴見つばさ橋と工場のパイプ群。この景色がたまらない。

我が家は奥の行き止まりまでゆっくり歩いて、海を眺めて引き返してきました。
本当に“散歩”というより“立ち寄り”くらいの感じですが、15分滞在でも十分に景色を楽しめます。

短時間でもこの景色、訪れた価値は十分にありました✨
🚻 トイレ・授乳室は?子連れ目線の注意点
子連れで行くとなると、気になるのがトイレ・授乳室・休憩所といった“安心スポット”。
結論から言うと、海芝浦駅と公園にはほぼ何もありません!
- 🚫 改札は土日は閉鎖。改札横にトイレはある
- 🚫 エアコンの効いた待合室はなし
- 🚫 授乳室は当然なし
- 🚫 駅ホームにコンビニ・カフェは当然なし
ですので、我が家は「鶴見駅のトイレで事前に済ませておく」+「帰りはラゾーナ川崎で授乳と昼食」というプランをあらかじめ考えておきました。

川崎駅はラゾーナに授乳室・ベビー休憩所完備なので、安心感はピカイチです◎
まとめ|子連れで行く海芝浦駅は「条件が合えば最高の冒険」
🌟 都内でこんな非日常、あるんだ…!
電車で行けるのに、改札の外に出られない駅。
まるでゲームの中のステージみたいな不思議な体験でした。
子どもにとっては
「改札の先に道がない」
「線路が行き止まり」
「すぐ目の前が海」
…という日常では味わえない景色や出来事が満載で、帰りの電車でもテンションMAX。

👨👩👦 こんなファミリーにおすすめ!
- 🚃 電車好きな子どもと一緒に“ちょっとした冒険”をしたい人
- 🗓️ 午前中に少し時間があって、近場で刺激的な体験をしたい人
- 🧭 非日常を味わえるスポットを探している都内のファミリー
- 📷 風景を写真に残すのが好きなパパ・ママ鉄にもおすすめ!
家族で楽しむ“ちょっと遠い遠足”。本で見つけた路線を、実際に乗りに行く—そんな小さな冒険の記録です。