【2025年版】JR九州の株主優待が届いた！電子化の変更点と“本当にお得な使い方”を徹底解説

JR九州（九州旅客鉄道）から、2025年3月末権利分の株主優待が届きました！

届いたのは、いつものように「1日乗車券」と「グループ優待券」――
…のはずなのに、封筒を開けた瞬間、「あれ？なんか違うぞ？」と戸惑った方もいるかもしれません。

実は今回、グループ優待券の形式が大きく変わりました。

これまでのような「500円券×5枚」ではなく、
2,500円分がまとめて印字された“QRコード付きの1枚の紙券”になっていたんです。

しかもこの券、そのまま使うことはできません。
スマホなどで登録を行い、電子優待券として使用する“移行準備券”という位置づけになっているんです。

📌今回の変更ポイント

✅ 紙の金券は「形式が変わった」だけで入っている
✅ 実際に使うにはスマホ登録 or 紙券へ交換申請が必要
✅ これにより「1円単位で無駄なく使える」ように進化！

この記事では、

届いた優待の中身と“これまでとの違い”
実際にどう使えばお得なのか
株価・配当・利回りを含めた投資価値の判断材料

を、初心者でも安心してわかるように解説していきます。

🧭 「JR九州の株主優待って実際どうなの？」と迷っているあなたへ。
この記事を読めば、“持つべきかどうか”の判断ができるようになります！

JR九州の株主優待とは？｜初心者にもわかりやすく中身を紹介

📦届いた中身（現物の写真と対応）

内容物	説明
ピンクの封筒	株主優待在中の案内
グリーンの冊子	優待の内容・使い方が詳しく書かれたガイドブック
鉄道株主優待券（1日乗車券）	実際に駅で提示する1枚券
JR九州グループ株主優待券（2,500円分）	今回からQRコード付き1枚に統合されたもの
優待制度変更の説明紙	電子化・長期保有優遇についての案内あり

JR九州の株主優待は、大きく分けて2種類あります。

🎫① 鉄道株主優待券（1日乗車券）

JR九州の営業区間内で、普通列車・快速列車が1日乗り放題になる券です。
有効期間内で好きな1日を選んで利用できます。
新幹線や特急に乗る場合は、別途特急券を買えばOK（自由席でも使えます）。
駅の窓口で見せれば、そのまま1日有効な“フリーパス”として扱ってくれます。

📝たとえば…

「博多駅→熊本→鹿児島中央→博多」の周遊旅行にも活用可能。
通常なら10,000円以上かかる区間でも、優待券＋特急券だけで移動できます。

💳② JR九州グループ株主優待券（2,500円相当）

JR九州グループのホテル・レストラン・駅ビルなどで使える割引券です。
【注意】今回から形式が変更され、1枚のQRコード付き用紙（2,500円分）に集約されました。
実際の利用には、スマホでQRを読み取り、サイト上で優待券として登録して使う流れに変わっています。
スマホが使えない方は従来通りの紙券への交換申請も可能（2025年7月末まで）。

✅ 誰がもらえるの？

毎年3月末時点で、100株以上保有している株主が対象。
優待は6月末〜7月上旬ごろに届き、利用期間は【2025年7月1日〜2026年6月30日】。

🎁 保有株数によって変わる内容

保有株数	鉄道乗車券	グループ優待券
100株	1枚	2,500円分
500株	2枚	5,000円分
長期保有（2年以上・500株以上）	＋さらに追加あり

2025年版からここが変わった！｜電子化と長期優遇の条件緩和に注目

JR九州の株主優待制度は、2025年3月基準から2つの大きな変更が加えられました。
とくにグループ優待券の「使い方」に関しては、これまでとまったく違う体験になるので要注意です。

🔄 変更①：グループ優待券が「QR付き・合算型」に刷新！

これまでの優待券は、500円券が5枚（合計2,500円）入っていました。
ですが今回届いたのは、QRコードが付いた“1枚の優待券”のみ。

この1枚の紙には「2,500円分」と金額が記載されており、中央にQRコードがあります。
これは電子優待の初期登録用チケットであり、そのまま紙の金券として店舗で使うことはできません。

📲 新しい使い方（電子優待としての流れ）：

QRコードをスマホで読み取る
利用希望金額を入力
店舗スタッフに画面を提示して決済完了！

📌 ポイントは「1円単位で利用できる」こと。
これまでの500円単位とは違い、少額の買い物にも無駄なく使えるようになりました。

💡 紙の金券が欲しい人は？

従来通りの「500円券×5枚」がよい方は、2025年7月31日までに交換申請すれば紙券として受け取れます。
申請方法は封入チラシまたは公式サイトで案内されています。

👛 変更②：長期保有優遇の条件が「3年以上→2年以上」に短縮！

もうひとつの変更は、長期保有者向けの追加優待に関する条件緩和です。

これまで：500株以上を3年以上保有していると、乗車券やグループ券がさらに追加でもらえました。

これから（2025年基準〜）：500株以上を2年以上保有でOKに！

これにより、長期優遇を目指すハードルがぐっと下がり、中期での買い増し保有を狙う個人投資家にも優しい設計になっています。

📌 具体的には…

鉄道乗車券：＋1〜2枚追加
グループ優待券：＋1,000〜2,000円分追加

✅ まとめ：今回の変更で“使いやすさ”が圧倒的に向上！

変更点	これまで	これから
グループ優待券	500円券×5枚	QR付き1枚（電子管理）
利用方法	紙を渡す	スマホ提示／金額入力
長期優遇条件	3年以上保有	2年以上保有

新方式に戸惑いがあるかもしれませんが、実際にはとても合理的な改善になっています。
スマホで登録さえしてしまえば、無駄なく・スムーズに・柔軟に使える設計です。

JR九州の株価・利回りは？｜配当＋優待の“実質還元率”をチェック！

JR九州の株を「優待目当て」で持つなら、
実際どのくらいの利回りがあるのか？が一番気になるところ。

ここでは、2025年6月25日時点の株価・配当予想・優待価値をもとに、
利回りをリアルに試算していきます。

📈 株価と配当利回り（2025年6月25日時点）

指標	数値
株価	3,739円
年間配当金（予想）	115円
配当利回り	約3.1%

JR九州は、もともと連結配当性向35%以上を方針としており、
安定した配当を続けている企業です。

🎁 優待利回りはどれくらい？

【100株保有時の優待内容】

鉄道株主優待券：1枚（市場価値 ≒ 約2,200円）
グループ優待券（2,500円分）：市場価値 ≒ 約2,000円

合計：約4,200円相当

→ 優待利回り ≒4,200円 ÷ 3,739円 × 100 = 約1.12%

💡 総合利回り（配当＋優待）

内訳	利回り
配当	約3.1%
優待	約1.1%
総合	約4.2% ✨

💬 ラクマ・ヤフオク！での相場感（2025年6月）

優待券の種類	想定価値	備考
鉄道乗車券	2,000〜3,200円	長距離移動ほど価値が高い
グループ券	2,500円→2,000円前後	80％相場で売買されることが多い

📌 ポイント

優待利回り単体でも約1％超えは立派
総合4％超は、地方インフラ銘柄としてはかなり高水準
現金化しやすい優待（＝転売市場がある）点も安心材料

株主優待券の“お得な使い方”はこれだ！｜フル活用ルート＆おすすめ施設を紹介

JR九州の株主優待は、「持ってるだけ」ではもったいない！
うまく使えば交通費の節約＋食事や宿泊の割引で、旅行の満足度が一気にアップします。

ここでは、鉄道優待券とグループ優待券、それぞれのおすすめ活用術を紹介します。

🚃 鉄道株主優待券の使い方｜“1日乗車券”をどう活かす？

この券は、JR九州の快速・普通列車が1日中乗り放題になるフリーパス。
別途で特急券・新幹線特急券を購入すれば、新幹線や特急列車にも乗れます。

✅ 最大活用ルート例①｜博多〜鹿児島中央

通常運賃（片道）：10,640円（乗車券5,610円＋特急券5,030円）
優待券を使えば：特急券代だけでOK！

→ 5,610円分が“無料”になる計算！

✅ 活用ルート例②｜福岡拠点で周遊プラン

博多→湯布院→別府→大分（温泉巡り）
博多→熊本→長崎（九州横断ルート）

1日あたり4,000円以上乗る予定があれば、十分に元が取れる優待です。

🏨 JR九州グループ優待券の使い方｜どこで使える？何に使える？

優待券は、対象店舗であれば1円単位で利用可能。
利用上限は1会計あたり最大4,500円（9枚分）まで。

🏬 使える場所（ショッピング）

アミュプラザ博多・小倉・長崎などの駅ビル
長崎街道かもめ市場（観光地直結のお土産ゾーン）
博多デイトス（ラーメン・明太子・弁当など）

🍴 飲食系

焼肉ヌルボングループ（福岡エリア中心）
うまや（和食居酒屋）
博多ラーメン店（長浜ナンバーワンなど一部加盟）

🏨 宿泊系

THE BLOSSOM（高級ホテル）
奥日田温泉うめひびき
JR九州ステーションホテル小倉
長崎マリオットホテル（新規対応！）

📝宿泊費に使えば、旅行費用の“実質割引”として使えるのが大きな魅力。

💡 実際の使い方おさらい（電子版の場合）

QRコード付きの優待券をスマホで読み取る
優待利用額を入力
店舗でスタッフに画面を提示して完了！

※紙券がほしい方は2025年7月31日までに交換申請すればOK（従来形式で利用可能）

✅ お得な使い方まとめ

優待券	使い方	おすすめの活用例
鉄道株主優待券	新幹線利用（特急券別途）で遠距離移動	博多〜鹿児島、博多〜熊本〜長崎
グループ優待券	駅ビル、ホテル、レストラン等で金券利用	アミュ・焼肉・ホテル宿泊で旅コスト圧縮

JR九州の直近業績＆中期経営計画｜この先も“持ち続ける価値”はあるのか？

株主優待がどれだけ魅力的でも、
その企業が右肩下がりでは不安ですよね。

ここでは、JR九州の直近の業績推移と、今後3年間の中期経営計画をもとに、
「この会社に長期投資する価値があるのか？」を見ていきます。

📊 直近の業績（2024年度）

売上高：約4,167億円（前年比+5.3%）
営業利益：約528億円
経常利益：約502億円
純利益：約352億円（前年比+8.1%）
ROE：約8.2%

👉 コロナ禍からの回復が完了し、収益性も安定軌道に回復済み。
→ 営業利益率は12%超えと、インフラ企業としては優秀な部類。

📈 中期経営計画（2025～2027）

JR九州が2025年3月に発表した新しい中期計画では、
「まちづくりとモビリティの融合」「未来への種まき」がキーワードになっています。

【1】収益目標

指標	2027年度目標
売上高	約4,400億円
営業利益	約570億円
EBITDA	約940億円
ROE	8%以上

→ 既存事業の深化＋成長投資の両立を掲げています。

【2】重点戦略

戦略	内容
サステナブルなモビリティ	脱炭素対応・省エネ車両・AIによる保守効率化
まちづくり強化	駅周辺再開発、ホテル・商業施設の展開
DX投資	ビッグデータ・遠隔モニタリング・業務効率改革
経営基盤強化	コスト最適化・自己資本比率の維持
人材育成	多様性・若手登用・DX人材の確保

【3】株主還元方針

📌 JR九州は「連結配当性向35%以上」＋「自己株取得」を方針として明記。

実際、2024年度の配当は1株あたり115円（予想）
配当性向は37%と計画を上回る水準
総還元性向も意識した安定運営を継続

✅ 投資判断ポイント

項目	評価
収益性	安定・成長見込みあり
財務健全性	自己資本比率60%前後と堅実
配当安定性	年115円前後で安定配当
優待の魅力	継続性◎・改悪なし・むしろ利便性UP
成長戦略	九州エリアに特化しつつ多角展開中

📌 総合的に見ると、JR九州は「インフラ系の安定性」と「優待の実利」を兼ね備えた銘柄。
加えて今後も大きな業績崩れが起きにくい構造を維持しつつ、配当・優待を両立していく設計です。

結局、JR九州は“優待目的で買い”なのか？｜こんな人におすすめ！

JR九州の優待を見てきて、
「結局この株、買いなの？」「持っていてお得なの？」
――そう感じたあなたに向けて、ここでズバッと結論を出します。

✅ JR九州株は、こんな人におすすめ！

🧳 九州への旅行・出張が年1回以上ある人

鉄道優待券1枚で片道5,000円以上の交通費が浮くケースあり
旅行や帰省のコストを下げたい人には、抜群にお得

🍽 JRグループ施設を使う予定がある人

アミュプラザ／JRホテル／焼肉ヌルボンなど
　→ 日常でも使いやすく、優待券を現金感覚で使える

💰 高配当＋優待で安定した利回りを求める人

総合利回り4.2%（配当3.1%＋優待1.1%）は、“優良バリュー株”水準
長期保有優遇（2年以上）もあり、積み上げ型の資産形成にも向いている

⚠️ 逆に、こんな人にはやや不向きかも？

九州に全く行く予定がない
優待よりもキャピタルゲイン（値上がり）を狙いたい
スマホでの優待登録やQR提示が面倒に感じる人

→ そんな方は、優待を売却（転売）して実利化することも選択肢です。
実際に、鉄道優待券やグループ券はメルカリ等で高い換金率で取引されているため、現金化しても価値を損なうことは少ないです。

🧭 まとめ

評価軸	内容
利回り	約4.2％ → 高水準で安定性あり
優待の使い勝手	電子化で改善／1円単位で無駄なく利用可能
投資のしやすさ	100株（約37,000円）でOK／初心者にも手が届きやすい
将来性	中期計画も堅実／業績回復基調＆還元方針明確