はじめに:育休って、意外と“自由じゃない自由”だった
「育休中って、めっちゃ暇なんでしょ?」
「子どもと昼寝して、のんびりできていいな〜」
……とか言われるけど、正直な話。
いやいや、むしろ24時間営業やん。
泣く、飲む、出す、泣く、あやす、寝かす、起きる、泣く、抱っこ──
そして上の子の送り迎えと、日々の家事、
さらに一瞬のスキマで自分のことや、ブログ、投資まで…。
会社の業務より“やることのジャンル”多いし、
思ったよりも「自分の自由時間」ってないんだよね。
今回はそんな育休パパが送る、とある1日のリアルスケジュールを、
少しだけゆる〜く、でもホントにリアルに綴ってみます。
「これから育休取るよ」って人にも、
「うちの夫、何してんだろ?」ってママにも、
「わかるぅぅぅぅ!!!」ってパパにも、
ちょっとでも参考&共感になったらうれしいです。
育休パパの1日スケジュール(平日編)
※注意:これはフィクションではありません。すべて実話です。
7:30 起床 → 長男をシャワーにぶち込む
眠い。
けど、眠いとか言ってられない。まず長男を起こして、目覚めのシャワーへGO。
7:45 朝ごはん(長男と自分)
冷凍ごはんをチンして、味噌汁ぶっこんで、ウィンナー焼いて…。
一緒に「いただきまーす!」って言えるだけで、なんか幸せ感じたりもする。
8:00 歯磨きバトル
「やだ〜〜〜」
「今日だけは〜〜」
って言われながら、口の中に突っ込む。
もはや儀式。たぶん修行。
8:30 保育園へ送り届ける(達成感:★★★★☆)
「バイバイ〜〜!」って元気に手を振られると、
ほんの一瞬だけ、“あ、オレいい仕事したな”って思える。
9:00 コンビニで一服(癒しタイム)
コーヒーを買って、ベンチで5分だけ深呼吸。
この時間があるから、午前中を乗り切れる。
9:30 帰宅 → 洗濯&食器片付け
誰も褒めてくれないけど、家の中が整うと気持ちも整う。
洗濯物を干してると、日光でちょっとポジティブになる不思議。
10:00 ブログタイム!
ここからが“自分の時間”。
とはいえ、赤ちゃんが寝てる間に何文字書けるかのタイムアタック。
集中力が試される。
11:00 赤ちゃん沐浴(全力対応)
ちっちゃい身体をそ〜っと洗う。
ごきげんな日もあれば、全身のび反りで暴れる日もある。
でも、きれいになった姿はまさに天使。
11:30 昼ごはん準備(with 妻)
野菜を切って、フライパン振って、味噌汁温めて…
家族のごはんを作るって、ちょっと背筋伸びる時間。
12:00 昼ごはん
何気ない会話の中に、ふとした癒しがある。
「今日の味噌汁、ちょっと薄い?」とかね(笑)
13:00〜16:00 ブログ、家事、赤ちゃん対応タイム
- 書けそうならブログ
- 赤ちゃんが泣いたらおむつ替え
- 足りないものがあれば買い物
全部“想定外”の中で進むから、スケジュールは毎日ゆるく変わる。
16:30 保育園お迎え
「パパー!!」って走ってくる笑顔、
朝のバトルなんて忘れるレベルで報われる。
17:00 グラウンドで飛行機タイム✈️
330円のANA(ダイソー産)が今日も飛ぶ。
空を見上げるって、なんでこんなに心が整うんだろう。
18:00 お風呂&夕食づくり
妻と連携プレーで進行。
お風呂上がりの子どもたちって、パジャマ姿の破壊力が尊すぎる。
19:00 家族で夕食
テレビを消して、ごはんの音と会話だけ。
今日は息子が「野菜も食べたよ!」とドヤ顔で語る。
20:00〜21:00 自由時間(ブログ)
やっと来た“完全なる自由時間”。
だけどもう頭は回らない。
それでもキーボードに向かうのは、自分の声を残したいから。
21:00 歯磨き → 寝かしつけ
また歯磨きバトル(本日2回目)。
子どもたちが寝るまで、読み聞かせして、おなかトントンして──
22:00 パパも就寝(自然と)
「寝かしつけのつもりが一緒に寝てた」
育休あるある、そのまま1日が終わる。
よくある質問Q&A
Q1. 夜泣きって、パパでも対応してるの?
A. はい。むしろ“寝かしつけ担当”です。
夜中に赤ちゃんが泣いたら、まずパパが出動。
「なんか、うんち率高いの僕のときばっかりなんだけど…」って日も。
深夜1時、2時、4時のハイタッチならぬ**“ハイおむつ”**、
育休パパならではの貢献タイム。
Q2. ワンオペの日、どう乗り切ってる?
A. スケジュールは“ゆるゆる”にして、全部60点を目指す。
掃除も、料理も、子どもの対応も、
完璧を目指さず、「まあまあ」で十分。
Q3. 上の子との時間、どうしてる?
A. 意識的に“ふたりの時間”を作ってる!
たとえば夕方の**“飛行機タイム”**。
10分でもいい、「自分だけを見てくれる時間」って、
上の子にはとても大事だと思ってる。
Q4. パパの自由時間ってあるの?
A. あるにはあるけど、“眠気との戦い”がセットです。
20:00〜21:00が唯一の“自分時間”。
でももう頭は回らない日も多い(笑)
それでもキーボードに向かうのは、自分の声を残したいから。
やってて良かった育休/地味にキツいポイント
✅ やってて良かったこと
👶 子どもの“成長の瞬間”に立ち会える
首がすわった、笑った、寝返りした…
その瞬間に立ち会えたのは、育休中だからこそ。
🧑🤝🧑 夫婦のチーム感が強くなる
「育児はふたりでやってる」っていう実感がある。
ありがとうって、ちゃんとお互い言えるようになった。
📝 自分と向き合う時間ができる
“働かない時間”が、実は“自分と向き合う時間”だった。
家族・将来・心と体。考える余白を持てたのは大きい。
✅ 地味にキツいこと
😴 とにかく眠い
夜中に起きる→寝かす→上の子が起きる→おむつ替え…
ノンストップ営業。
🧠 孤独になりがち
5歳児健診で言われた一言。
「今日ママはどうしたんですか?」
悪気のない一言でも、“パパが来るのがイレギュラー”扱いされたことにショックを受けた。
世間の中では、まだ「パパ=育児担当」って思われてないんだと実感。
💼 世間の“働いてない感”との戦い
育休を1年取ると決めて、それを人に話すと
「素敵ですね」と返ってくる。
でも、内心ではどう思われているのか…勘ぐってしまう。
堂々と育休を取れる世の中って、まだ遠いなと感じる。
でも、今僕が取ってることが、誰かの背中を押せたらいいなと思ってる。
まとめ:育休は“特別な修行”かもしれない
育休って、ラクじゃない。
でも、“育てる”って、たぶんそもそもラクなものじゃないんだと思う。
眠いし、自由な時間はないし、
社会の目はまだまだ優しくない。
正直、「なんで自分ばっかり…」って思う日もあった。
でも、朝の寝ぐせ顔、飛行機を追いかける笑顔、
赤ちゃんのぬくもり、小さな「ありがとう」…
そういう“当たり前”に見えるものが、
いまの僕には、ものすごく大きい。
この時間が、
きっとあとで「宝物だったな」って思える日が来る。
いや、もう今、宝物だって思ってる。
育休は、
「仕事を休む時間」じゃない。
「人生に向き合う時間」なんだと思う。
今日もまた、330円の飛行機が風に乗る。
“昨日みたいに”
子どもと、自分と、そしてこの時間を大事にできるように。
🎉 おつかれさまでしたパパ。育休、本当におつかれさまです。